米国、約20億ドルの新しい対ウクライナ安保支援に防空システム「パトリオット」が入ることを認める

米国による総額約20億ドルの新しい対ウクライナ安全保障支援には、防空システム「パトリオット」が含められる。

20日、米ホワイトハウスの高官が電話記者会見で伝えた。ホワイトハウス広報室が伝えた

同人物は、「バイデン大統領は明日(21日)、ウクライナのための新しい重要な総額約20億ドルの安全保障支援パッケージを発表する。それは、非常に重要な新たな能力、パトリオット・ミサイル・システムを含む。それは、ウクライナの人々をロシアによるウクライナの重要インフラへの蛮行的攻撃から守るための重要な資産となる」と伝えた。

また米国は、ウクライナ軍に対してパトリオット・ミサイル・システムの運用を第3国で訓練するという。

そして、同人物は、「それは時間がかかるが、しかしウクライナ軍は、そのシステムを運用するべく自国に戻ることになる。そして、私たちは、防空ミサイル・システム『ナサムス(NASAMS)』『ホーク(HAWK)』『スティンガー』、対無人機機材などの、その他の防空支援を優先し続けている」と発言した。

なお、ゼレンシキー宇大統領は、21日、米国へ向けて出発したと発表していた

また、ジャン=ピエール米ホワイトハウス報道官は、ゼレンシキー大統領の米国訪問の際に、バイデン米大統領が新しい対ウクライナ安全保障支援を発表すると発言していた。