米国がウクライナ提供する防空システム「ナサムス」は8基=米国防省

米国国防省は10月31日、同国はウクライナに対して防空システム「ナサムス(NASAMS)」を8基提供すると発表した。その内2基は近日中に到着するという。

国防省幹部が記者団とのやりとりの際に発言した。国防省が公表した

同人物は、「米国はすでに(ウクライナに)短距離防空システムである1400個のスティンガーを提供しており、私たちの同盟国やパートナー国も同様に短距離防空システムをかなりの数提供している。米国はまた、8基のナサムスと関連弾薬を提供することを約束しており、その内2つは近日中にウクライナに到着し、残り6基は後に提供される。私たちはまた、『ヴァンパイア』システムやその他レーダーシステムなどの無人機対策システム一式を提供することを約束している。なぜなら、私たちは、無人機の脅威もまた現在深刻となっているからだ」と発言した。

同氏はまた、米国はウクライナにスロバキアの防空システムS-300を戦争初期に提供する支援を行ったと述べ、「それは、ウクライナのインフラを当時防衛するために極めて重要だった」と指摘した。