コペンハーゲン会議、ウクライナへの15億ユーロの軍事支援確約

ブドスコウ・デンマーク国防相は11日、コペンハーゲンで20か国以上が参加して開催された国防相級ウクライナ支援会議にて、15億ユーロ強の対ウクライナ軍事支援が集まったと発表した。

ブドスコウ・デンマーク国防相が発表した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ブドスコウ氏は、「参加者たちは今日、ウクライナのために15億ユーロ強を拠出することに合意した。英国が武器製造用資金集めのための基金を始める」と発言した。

同氏はまた、資金は今年と来年使われていくものであるとしつつ、提供されるものは、資金にせよ、各種武器にせよ、さらに増えていく、多くの国が貢献を約束したと伝えた。

さらに同氏は、同日の会議にて、ウクライナのための武器製造、とりわけ火砲とミサイル、弾薬の製造増加の計画について協議が行われたと伝えた。また同氏は、ポーランド、チェコ、スロバキアに対して、火砲システム、その他の武器の製造を増やす準備を示したことにつき謝意を伝えた。

その他同氏は、会議ではウクライナ軍人の訓練についても協議されたとし、デンマークを含め、複数の国が訓練プログラム「オペレーション・インターフレックス」を支持することに同意したと伝えた。

さらに同氏は、地雷除去支援についても協議されたとし、アイスランドが地雷除去のコンセプトを作成し、専門家の準備を行う等、牽引的な役割を担っていくと発表した。

同氏は、今回の会議は多くの結果をもたらしたとし、「ウクライナの戦いは、私たちの戦いだ。私たちはウクライナ側に立っている。私たちは、同国の軍事的需要を満たさなければならない。(中略)そして、プーチンが私たちの民主主義を破壊することを許してはならないのだ」と強調した。

なお、同日の会議は、中・長期敵展望でのウクライナ支援の計画を議論するために開催されたもの。参加国は26か国だった。レズニコウ宇国防相は、今回の会議に満足していると表明した。

次回の類似の会合は、9月の中旬に開催予定となっている。