11日にコペンハーゲンでウクライナ防衛支援協議開催

ドイツのコラツ国防報道官は、8月11日にコペンハーゲンにて開催される北欧同盟国の国防相級のウクライナ支援会議は、米国主導で開催されている「ラムシュタイン」会合の延長線に位置付けられるものだと指摘した。

コラツ報道官が8日の記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

コラツ氏は、「私たちにとっては、支援が強靭でありつつ、継続するものであることが重要だ。それが、ウクライナへの短期武器供与を協議する『ラムシュタイン』フォーマットと、このフォーマット(編集注:北欧同盟国の対ウクライナ武器提供会議)の若干異なる点だ。この会議フォーマットは、私たちのコンセプトに非常に良く合っている」と発言した。

同氏によれば、コペンハーゲンでは、長期的資金供与、ウクライナ軍人の訓練などの問題について協議が行われるという。また、ドイツは「ラムシュタイン・フォーマットにおいてのものより若干広範な」貢献を行う予定だと伝えた。同氏は、コペンハーゲン会議はラムシュタイン会議の独自延長・拡大的なものだと補足した。

さらに同氏は、ドイツはウクライナ軍にロケット発射装置を提供している3国の内の1つだと指摘した。また、ドイツは対砲兵レーダー「コブラ(COBRA)」や無人機もウクライナに提供していることを喚起した。加えて、同氏は、ドイツが提供される武器の輸送路確保、修理、人員訓練も行っていることを補足した。

なお、8月11日に、デンマーク政府の招待で、コペンハーゲンにて北欧同盟国による国防相級のウクライナ支援会議が開催される。同会議には、ウクライナからはレズニコウ国防相が出席する他、英国、エストニア、アイスランド、ラトビア、リトアニア、オランダ、ドイツ、ノルウェー、ポーランド、スロバキア、米国、フィンランド、チェコ、スウェーデンから国防相などが出席、またオーストラリア、カナダ、ニュージーランドもビデオ会議形式で出席することが見込まれている。