レズニコウ宇国防相、オースティン米国防長官と会談

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18日、レズニコウ・ウクライナ国防相は米国訪問時にオースティン米国防長官と会談した。レズニコウ氏は、ロシアによる安全保障状況の激化はいつでも起こり得るとし、それを防ぐには、文明社会による断固とした団結した対応が必要だと指摘した。

レズニコウ宇国防相が米国防省でのオースティン国防相との会談時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

レズニコウ氏は、「ウクライナにおいて、私たちは、ロシアはいつでも情勢激化を始める可能性があることを非常によく認識している。私たちは、自分の国、子供たちの未来を守る用意がある」と発言した。

同氏は、そのような激化が生じた場合、欧州全体にとっての悲劇は凄惨なものとなると指摘し、「それが本当に生じるかどうかは、文明世界による団結と侵略国を止める決断力にかなりの程度左右される」と強調した。

加えてレズニコウ氏は、ウクライナと米国の情勢への評価は共通していると指摘した。

同氏は、「私たちの防衛機関、情報機関は、安全保障問題に関して恒常的にコンタクトをとっている。現在、私たちには、ウクライナの東と南の国境周辺に集中しているリスクと脅威に関して共通の評価がある」と発言した。同氏はまた、移民を使ったポーランドとリトアニアに対するハイブリッド攻撃は、ウクライナ周辺のロシア軍の集結と並んで、欧州にとっての直接的危険のさらなる証拠であると発言した。

また同氏は、「ウクライナは、この脅威をすでに8年間抑制しているのであり、私たちは、米国のパートナーたちがロシアによる更なる軍事準備に注意を向けたことにつき、非常に感謝している。米国からのシグナルこそが、文明世界は団結し、侵略国を止めるのだということへの希望を与えるのだ」と発言した。

同氏は、自身のウクライナ国防相としての優先課題の一つは、米国との連携を包括的に発展させることであるとし、それは防衛パートナーシップの戦略的基本に関する枠組み協定などの具体的なプロジェクトを増やしていくことだと指摘した。

オースティン米国防長官は、「私たちは、あなた方や、地域のパートナー国や同盟国との間で、情勢の展開についてや、どのように地域の安全をよりよく保障することができるかにつき、協議を続けていく」と発言した。

同氏は、米国によるウクライナの主権と領土一体性への支持が揺るがないことを改めて明言した。

また同氏は、ウクライナの防衛分野の改革実現努力を支持し続けていると強調した。