ウクライナ東部の露占領軍兵力は3万5500人=宇軍総司令官

東部情勢

一時的被占領下にあるウクライナ東部一部地域にて、ロシアは、兵力3万5500人を維持している。

12日、ヴァレリー・ザルジュニー・ウクライナ軍総司令官がフェイスブック・アカウントにて伝えた

ザルジュニー氏は、「オレクシー・レズニコウ国防相とともに、統一部隊作戦圏にて仕事をしている。治安情勢は困難だが、統一部隊により完全にコントロールされている。ロシア占領軍は、停戦体制に違反し続けている。年初以降、私たちの配置地点への攻撃が2287回確認され、その内610回がミンスク諸合意の禁止する兵器により行われた。過去1か月だけで、敵は、停戦体制に78回違反した(その内、26回にて、口径100ミリ以上の火砲が使用された)」と書き込んだ。

同氏は、敵は前線の部隊を戦車群で強化し、また無人機と狙撃兵を活用していると伝えた。加えて同氏は、「ドネツィク・ルハンシク両州日占領地において、侵略国は、強力な戦力を維持している。ロシア連邦南部軍管区第1・第2軍集団の合計兵力は3万5500人である。ロシア連邦軍の正規軍人約2100人が、ドネツィク・ルハンシク両州一部地域にてウクライナに対して恒常的に戦闘している。ロシアの正規の将軍・将校は、重要指揮職に就いている」と強調した。

また、同氏は、ウクライナの統一部隊参加軍人は、自らの反撃・抑制課題を献身的に遂行していると伝えた。

同氏は、「私は、毎月前線に数日間滞在している。今後数日間、大臣とともに、軍人と対話し、彼らの懸念する問題を解決するために、部隊を訪問する」と書き込んだ。

なお、3日、ウクライナ国防省は、2021年11月初頭時点のウクライナ国境付近とロシア占領下にある領土(クリミア及びドンバス)に駐留するロシア軍兵力の合計は約9万人だと発表している