ゼレンシキー大統領、衛生兵殺害につき「武装集団の非人間性の証拠だ」

ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は、ドネツィク州ザイツェヴェにて、死亡した兵の遺体を回収しようとしていた衛生兵らがロシア武装集団に殺害された件について、発言した。

14日、大統領府広報室が公表した

大統領府発表によれば、ゼレンシキー大統領からの課題遂行のために、殺害現場に、ルスラン・ホムチャーク・ウクライナ軍総司令官とロマン・マショヴェツ大統領府副長官が向かったとのこと。

ゼレンシキー大統領は、遺族への哀悼を表明し、「本件は、彼ら、私たち、国にとっての納得できない悲劇だ」と発言した。

大統領は、13日にザイツェヴェ近郊の戦闘地から遺体を回収しようとしていたウクライナ軍人が殺害されたことは「武装集団の冷笑主義、誠意の欠如、非人間性の更に証明するもの」だと強調した。

更に大統領は、「本件にて、二義的な解釈は一切あり得ない。具体的な意図的犯罪である、殺人、待ち伏せ、そして更なる殺人、が行われたのだ。これら全てにより、戦争は今も続いている、ということを改めて確信させられる」と発言した。

大統領は、戦争は、前線の向こう側の人間が情勢の不安定化に関心を抱き、武装集団が「停戦」確認後に白ヘルメットや衛生兵に対して攻撃し続ける限り、戦争は今後も続いていくと指摘した。

そしてゼレンシキー大統領は、「この悲劇は、今一度、私たちの根本的価値を理解させるものだ。ウクライナは、自らの領土を徹底的に防衛しなければならない。ウクライナは、武装集団の卑劣な行為に徹底的に反撃せねばならない。ウクライナは、犯罪的グレーゾーンの存在がもたらすリスクを明確に理解しなければならない。ウクライナは、あちら側の『約束』による代償を常に理解しなければならない」と強調した。

これに先立ち、統一部隊は、13日、ザイツェヴェ町近くで死亡した軍人の遺体を回収しようと、遺体のある地点に回収班が向かっている際、あらかじめ待ち伏せしていた占領者が攻撃を開始、これにより衛生兵1名が死亡したと発表していた。同日のウクライナ軍人死者は、計3名。