ロシア武装集団、OSCE監視団の移動制限を継続

東部情勢

10月14日、欧州安保協力機構ウクライナ特別監視団(OSCE/SMM)のパトロール要員は、ロシア武装集団が設置する複数の検問所にて、通行を拒否された。

15日にSMMが発行した日報にて報告されている

日報には、「ベズイメンネ(非政府管理地域、ドネツィク市から南100キロ)から西の検問所にて、2名の武装集団武装構成員が、SMMパトロールの通行を認めなかった。彼らは、『指揮官の命令だ』と述べた」と書かれている。

また、同日報には、別の場面として、ザイチェンコ(非政府管理地域、ドネツィク市から南93キロ)から北の検問所にて、2名の武装集団武装構成員がSMMパトロール要員による、サハンカ(非政府課員利地域、ドネツィク市から南97キロ)方面への通行を拒否したことが報告されている。その際、2名は、「同地区は戦闘が起きており、パトロールには危険だ」と述べたとのこと。

その他、ノヴォアゾウシカ(非政府管理地域、ドネツィク市から南東102キロ)北部の検問所でも、2名の武装集団武装構成員が、SMM要員の通行を拒否。「この地区では作戦が行われている」と説明したと書かれている。

更に、イズヴァリネ(非政府管理地域、ルハンシク市から南東52キロ)近くの検問地点では、武装集団構成員1名が、SMM要員に対して、同地区を立ち去るように述べたと報告されている。

また、ペトリウシケ(非政府管理地域、ドネツィク市から南41キロ)北部の検問所では、SMMのアクセスが遅らせられたと伝えられている。武装集団構成員の一人は、SMM要員に対して、20分待ってからなら通行してよいと伝えたという。