NATOはウクライナへのさらなる「パトリオット」供与に向けて注力=ストルテンベルグ事務総長

北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は29日、NATOはウクライナへ防空システム「パトリオット」をさらに供与することと、これまでに供与した防空システムを更新することに焦点を当てていると発言した。

キーウを訪れたストルテンベルグ事務総長がゼレンシキー宇大統領との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ストルテンベルグ氏は、NATO加盟国、とりわけ米国、英国、オーストラリアがウクライナへの防空システム供与の発表を行っているが、ウクライナはより多くのシステムを必要としていると指摘した。

その際同氏は、「私たちは、『パトリオット』、また現存のシステムの更新、備蓄の補充、供与されたシステムが然るべく稼働する、十分な弾薬があると確信する必要性に焦点を当てている」と発言した。

同時に同氏は、パトリオットの他に、ナサムス、アイリスティーといったその他の重要なシステムもあるとし、段階的な防空が必要だと強調した。

その上で同氏は、「よって私たちは、様々なシステムに焦点を当てており、同盟国が自らの約束を履行し、約束を武器とシステムのできるだけ早い真の供給を発表へと変えられるように、彼らと協力し続けている」と強調した。

写真:大統領府