昨年、ウクライナ東部で55名の民間人が死亡、224名が負傷=国連
2018年、国連人権監視団は、ウクライナ東部ドンバス地方の武力紛争により、55名の民間人死者、224名の負傷者を記録した。
12日、フィオナ・フレイザー国連ウクライナ人権監視団団長が第25回報告書(報告期間:2018年11月16日~2019年2月19日)のプレゼンテーションの際に発表した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
フレイザー団長は、「2018年、私たちは、民間人の間で279名の犠牲者を確認した。そのうち、55名が死亡、224名が負傷である。この数は、2017年と比べると、半分の数であり、紛争開始後からの1年間の犠牲者数としては最も少ない数である」と指摘した。
また、同団長は、今次報告期間(2018年11月16日~2019年2月19日)の間に、民間人2名が死亡(男性と女性1名ずつ)、13名が負傷(男性11名、女性2名)したと報告した。
同時に、同団長は、「しかし、覚えておかなければならないのは、紛争開始時点から現在までに、民間人3000人以上が殺され、約9000人が負傷したということである」と強調した。
同団長は、国連は国際女性デーまでに停戦合意が再開したことを歓迎しているとし、この合意を全ての関係者が尊重するよう呼びかけた。