ウクライナ、武器輸出で世界第12位に=SIPRI

ウクライナは、2014~18年の期間で世界の武器輸出国の12位であったことが判明した。

ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が公開した報告書に記されている。

報告書では、世界全体の武器輸出シェアにおけるウクライナの割合は、2009~13年時点では2.7%だったのが、2014~18年には47%減少し、1.3%となったとのこと。

同研究所のデータによれば、ウクライナの主要な武器輸出先には、中国とタイに並び、ロシアが含まれている。しかしながら、同報告書では、2014年以前、ロシアはウクライナやその他の欧州国から武器を輸入していたが、同年のクリミア併合によりこれらの輸入は停止されたとも書かれている。

なお、世界最大の武器輸出国はアメリカであり、世界全体の武器輸出の36%を占めると書かれている。アメリカの製品の輸出先は、98か国に及び、その多く(52%)が中近東に供給されていると報告されている。

ロシアは、世界第2位の武器輸出国となっており、2014~18年の期間では、世界全体のシェアの21%を占めている。第3位は、フランスで、世界全体の6.8%のシェアが仏製武器の輸出。第4位はドイツ(同6.4%)。