ウクライナ、アゾフ海沿岸の軍事力強化、露の行為を受け

ウクライナは、アゾフ海におけるロシアの攻撃的行為を受けて、アゾフ海方面で、陸軍をはじめとする軍事プレゼンスを強化した。

セルヒー・ポプコ陸軍司令官がフェイスブックで報告した。

ポプコ司令官は、「アゾフ海におけるロシア連邦の攻撃的行為への対応として、ウクライナ軍参謀本部の決定を受け、アゾフ海方面で、陸軍をはじめとするウクライナ軍の部隊を強化した」と発言した。

また、ポプコ司令官によれば、この目的にともない、地域情勢の完全なコントロール、船舶部隊の行動サポート、海岸防衛のための各種方策がとられているとのこと。

これまでの報道によれば、過去数か月、ロシアは、アゾフ海沿岸のベルジャンシク市とマリウポリ市へ向かう船舶を拘束してきた。ヴォロディーミル・オメリャン・インフラ大臣は、ウクライナはアゾフ海封鎖への対応として欧州連合(EU)加盟国とアメリカとの間で対露制裁導入の協議を行っていると述べていた。

アメリカ国務省は、アゾフ海でのこれらのロシアの行為をウクライナ不安定化の試みであると発表した。