被占領下クリミアでロシアに協力していた元「エネルギー相」、キーウで拘束

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ウクライナ保安庁(SBU)は30日、キーウにて、2014年にウクライナ南部クリミアがロシアに占領された後にロシアとの協力を始めた元クリミア自治共和国燃料・エネルギー・イノベーション政策共和国委員会委員長を拘束した。

SBU広報室が公表した

同容疑者は、クリミアが占領されたほぼ直後にロシア国籍を取得し、ロシア側に対して、支援することを提案した。その後、クリミアの「首相」を自称するアクショーノフ氏が、同容疑者を「クリミア共和国燃料・エネルギー相」という偽の役職に任命したという。

同容疑者は、その「役職」で、ロシアが同半島の戦略的に重要なエネルギーインフラに対する支配を確立するのを支援したという。

具体的には、シンフェローポリとセヴァストーポリの熱併給発電所、タウリヤ火力発電所、太陽光・風力発電所ネットワーク、ガスパイプライン及びガスコンプレッサー拠点、ケルチとフェオドシヤの貯油施設・石油ターミナルが対象だったとある。

また、「任命」されてからの2年間、同容疑者はクリミアのエネルギー資産を占領国ロシアの法律に基づいて、統合と再登録を試みたという。

同「役職」からの解任後も、同容疑者は採掘分野の地元企業数社を率い、ロシア政権の利益のために働き続けたと説明されている。

SBU職員は、同容疑者が個人的な案件を整理するためにキーウを訪れた際に身柄を拘束したという。

容疑者の居住地の家宅捜索の際、ロシアの旅券や身分証明書、銀行カード、ロシアへの協力の証拠となる書類が発見されたと報告されている。

SBUは、同容疑者に対し、ウクライナ刑法第111条第1項(国家反逆罪)による容疑を通知したとのこと。同容疑者は保釈権なしで勾留されているという。

写真:SBU