ウクライナ国会議員に不当報酬の要求や資金洗浄の容疑を通知
ウクライナの政権高官の汚職犯罪の捜査・起訴に特化した機関「国家汚職対策局(NABU)」と「特別汚職対策検察(SAP)」は29日、現職のウクライナ最高会議(国会)議員に対し、不当な利益の要求、資金洗浄、資産申告への虚偽情報の記載の容疑を通知した。
裁判前の捜査にて、2023年8月に同議員がコールセンターのネットワークの運営者の1人とみなす市民に対し、100万米ドルを求めたことが判明。同議員は、その支払いの見返りとして、コールセンターの活動に介入しないこと及び競合会社の排除に協力することを約束した。しかし、同氏は提案した「便宜」に対する資金を結局受け取らなかったという。
さらに捜査によると、同議員は元妻との間で資金の架空の贈与契約を結ぶことで、違法な起源を持つ1260万フリヴニャを資金洗浄したという。捜査により、元妻にはそのような贈与を行うための合法的な収入はなく、実際の資金の受け渡しは行われていなかったことが判明した。
その後、同議員はこの収入を年次資産申告に記載。捜査データによると、同議員はこれにより故意に誤った情報を記載したという。
ウクルインフォルムの情報によると、容疑を通知されたのはミコラ・ティシチェンコ議員(人民奉仕者党会派)。
写真:NABU