ウクライナ検事総局、マリウポリ市でロシアが任命した偽「首長」に容疑伝達

ウクライナの検事総局は9日、マリウポリの偽「首長」に対して国家反逆罪容疑を伝達した。

検事総局広報室が発表した

発表には、「ドネツィク州検察長により遠隔で、ドネツィク州マリウポリ市議会議員に対して、戒厳令下で実行した国家反逆罪の容疑を伝達した」と書かれている。

検事総局は、4月6日に偽共和国「DPR」主張の偽命令によって、同容疑者(野党生活党市議会議員)が自らを「マリウポリ市行政府長官」だと名乗っているとし、この偽首長がマリウポリ市の被占領地部分でロシアを支援していると説明した。保安庁(SBU)が、本件の裁判前捜査が行われているとのこと。

なお、マリウポリ市の市長は、地方選挙で選出されたヴァディム・ボイチェンコ氏。現在、ボイチェンコ氏は、ロシア軍に包囲され、戦闘が激化しているマリウポリ市を離れている。