反汚職裁判所、中銀借款横領事件の容疑者2名に逮捕判決

高等反汚職裁判所は、2014年にウクライナ中央銀行がVAB銀行に供与した12億フリヴニャ規模の安定借款を横領した容疑で拘束された人物のうち2名に、逮捕判決を言い渡した。

13日、裁判所の広報室が伝えた

発表には、裁判所はこのうち1名に、未決囚予防措置として、約1536万フリヴニャの保釈金を設定した上での60日間の逮捕(拘留)判決を言い渡したと書かれている。

ウクルインフォルムは、このうち1名は、中央銀行銀行監査総局局長を担っていたアッラ・シュリハ氏であることを判明させた。同氏は、2014~15年当時は、中央銀行理事会メンバーに就いていた。

また、発表によれば、もう一名には、VAB銀行の元総裁で、約115万フリヴニャの保釈金を設定した上での逮捕判決を言い渡したとのこと。

ウクルインフォルムの情報では、こちらはアンドリー・ヤツュタ氏である。

これに先立ち、同日、高等反汚職裁判所は、同件に関し、中央銀行理事会メンバーのミコラ・カレンシキー氏に対して、未決囚予防措置として自宅拘禁を言い渡していた