ハンジューク活動家殺害事件:裁判所、実行犯5名に対し3~6年の懲役刑の判決

ドニプロペトロウシク州ポクロウシキー市地区裁判所は、ヘルソン市の活動家カテリーナ・ハンジューク氏の攻撃事案の実行犯に対して懲役刑を言い渡した。

6日、オレーナ・チョールナ裁判官が実刑判決を言い渡した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

実行犯として拘束されている5名は全員、依頼を受けて、脅迫を目的とする、個人に対する集団での身体への暴行を行い、その結果、被害者が死に至ったとする罪状に関し、自らの罪を既に認めている。セルヒー・トルビン氏は6年半、ミキータ・フラブチューク氏は6年、ヴォロディーミル・ヴァシャノヴィチ氏とヴヤチェスラウ・ヴィシネウシキー氏は4年、ヴィクトル・ホルバチョウ氏は3年の懲役刑が言い渡された。

被害者親族等は、5名が罪を認めたことで、司法取引による減刑に了承した。

判決によれば、同攻撃の依頼人は、ヘルソン市の政治家であり、材木の違法ビジネスに関与していた人物。同違法ビジネスをハンジューク氏が摘発し、報じていた。仲介人は、ヘルソン州議会の議員ミコラ・スタヴィツィキー氏の補佐官。これらの人物は、別の刑事捜査に関わるために、名前は読み上げられなかった。

2018年11月4日、活動家であり、ヘルソン市議会職員であったカテリーナ・ハンジュークさんが病院内で死亡した。ハンジュークさんは、同年7月に硫酸をかけられて入院していた。享年33歳であった。

同年7月31日、ハンジュークさんに対して、身元不明の人物数名が硫酸をかけた。その結果、ハンジュークさんは、全身火傷を負い、とりわけ、視力を一部失っていた。ハンジュークさんには、キーウにて10回以上の手術が行われていた。