ロシア軍のウクライナ東部ハルキウへの攻撃で出版社「ラーノク」の倉庫が炎上 教科書が焼失

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ウクライナ東部ハルキウで8月1日のロシア軍の攻撃の際に、地元出版社「ラーノク」の倉庫が炎上し、教科書などの書籍が焼失した。

ラーノク社のクルフロウ取締役会会長がフェイスブック・アカウントで報告した

クルフロウ氏は、「ハルキウの『ラーノク』の倉庫に着弾があった。教科書が燃えている」と付記した。

同氏は、救助隊員が「ラーノク」の倉庫の火災を消火中だと伝えた。

クルフロウ氏は、死者は出ていないとしつつ、と述べた。ただし、その後の情報によると、1名が行方不明となっているという。

この倉庫には、書店チェーン「クニホレンド」の出版物も保管されており、そこから注文商品の発送が行われていたとのこと。

出版社「ファブラ」はインスタグラム・アカウントにて、1日、ロシア軍の攻撃の結果、ハルキウにある同出版社の物流センターがほぼ完全に破壊されたと報告した。ここには「ファブラ」やパートナー企業の書籍が保管され、注文商品が発送されていたという。同出版社は、従業員の1人の安否が依然として不明だと伝えた。

火災のため、倉庫の作業と注文商品の発送は停止されているとのこと。

クルフロウ氏は「チトモ」へのコメントにて、ロシア軍により60万冊の教科書、2万8000タイトルの書籍、800万部が破壊されたことが判明していると報告した。損害額は約10億フリヴニャに上るという。

また同氏は、「ススピーリネ」へのコメントで、損傷した書籍の中には、9月1日までに教育機関に届く予定だった学校用教科書が含まれていると指摘した

クルフロウ氏は、「重要なのは、そこに教科書もあったことだ。『ラーノク』は国内最大の児童書出版社であり、正に今、私たちは学校へ教科書を配送しているところだ。私たちの計画では、9月1日までに全ての教科書を配送する予定だった。残念ながら、9月1日までに教科書が期日通りに届かない可能性がある」と強調した。

そして同氏は、「増刷のために印刷会社と交渉を行う。最優先は教科書だが、数万タイトルを1年未満で印刷することは不可能だと言いたい」と指摘した。

同氏はさらに、倉庫の復旧は不可能であると述べた。また同氏は、倉庫には「現在ウクライナにある全ての出版製品、ウクライナの書籍の約15〜20%」が保管されていたと伝えた。

これに先立ち、今年5月28日から31日までキーウで開催されたウクライナの書籍フェスティバル「本のアーセナル」において、日本の絵本5つがウクライナ語に翻訳され、図書館や保育園などの施設に贈呈されていた。その際、これらの絵本の出版は、「ラーノク」社が行っていた