ロシア軍、ウクライナ南部・東部を航空攻撃 死者20人
ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、5日同国南部のザポリッジャとドニプロ、東部のクラマトルシクに対して航空攻撃を行った。多くの死傷者が出ている。
南部ザポリッジャでは、死者が12名、負傷者が37名確認されている。フェドロウ・ザポリッジャ州軍行政府長官が、テレグラム・チャンネルで報告した。
フェドロウ氏は、「残念ながら、敵の攻撃による死者数が増加。ロシア人は12人の命を奪った」「負傷者は既に37名に達した」と報告した。
国家警察ザポリッジャ州総局は、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍はザポリッジャの住宅街を航空誘導爆弾4弾で空爆したと伝えた。
インフラ施設、技術サービスステーション、洗車場が攻撃されたとし、着弾地点では火災が発生、生産施設、自動車、近隣の住宅が損傷したという。
写真:国家警察、ザポリッジャ州軍行政府
警察はまた、「警察官、救助隊、医療サービスが負傷者に緊急支援を提供し出したら、占領車は卑劣にも着弾現場に自爆型無人機を向けてきた」と伝えた。
ゼレンシキー大統領は、フェイスブック・アカウントにて、ザポリッジャへの同攻撃につき、いかなる軍事的意味も欠いた冷酷なテロ攻撃であると述べた。
ゼレンシキー氏は、犠牲者数を挙げた上で、それは市の民間インフラに対する航空誘導爆弾による攻撃であり、ロシアには命を奪うことに際限がないと指摘した。
同氏は、「これは完全に冷酷で、いかなる軍事的意味も欠いたテロ攻撃だ。私たちの都市や村に対するこのようなロシアの攻撃が止む日は一日たりともない。この攻撃だけで既に12名もの命が奪われた」と伝えた。
さらに同氏は、同日夕方、ロシア軍が南部ドニプロを攻撃したことも伝え、現時点で4名が死亡したことが判明していると強調した。また同氏は、ロシアがこの自らの戦争を停止せざるを得ない状況に追い込むことが重要であると訴えた。
ドニプロの被害 写真:ミコラ・ムヤクシコウ/ウクルインフォルム
東部ドネツィク州クラマトルシクへの攻撃については、フィラシュキン・ドネツィク州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルにて、ロシア軍の同日の攻撃で、21時20分時点で5名が死亡、13名が負傷したことが判明していると伝えた。
フィラシュキン氏はさらに、同日17時頃にロシア軍はクラマトルシク氏に対して3弾の航空爆弾で空爆を行ったとし、これにより16階建て集合住宅、4軒の行政庁舎、2軒の民間施設、14台の自動車が損傷したと報告した。