クリチコ・キーウ市長、市民に一時的な市外への避難を呼びかけ=多くの住宅で暖房停止
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ウクライナ首都キーウでは、8日から9日にかけての夜間におけるロシア軍による大規模攻撃により、市の重要インフラが損傷した結果、約6000棟の高層住宅で暖房の供給が停止している。
クリチコ市長がテレグラム・チャンネルで報告した。
クリチコ氏は、「敵の大規模な攻撃によって首都の重要インフラが損傷したため、キーウの高層住宅の半分にあたる約6000棟で現在、暖房が停止している」と述べた。
ロシア軍のキーウへの攻撃の被害 写真:ダニーロ・アントニューク/ウクルインフォルム
同氏はまた、公共機関が移動式ボイラー設備から病院・産院などの社会施設へ電力を供給したと伝えた。公共サービス機関は電力事業者とともに、住宅への暖房及び電力供給の復旧に向けて取り組んでいるという。
さらに同氏は、「私たちは可能な限り迅速に復旧するべくあらゆることを行っている。しかし、昨夜のキーウに対する複合攻撃は、首都の重要インフラ施設にとって最も激しいものだった。市当局は緊急体制で活動している。残念ながら、天気予報では今後数日間の気象条件も厳しくなるという」と説明した。
ロシア軍のキーウへの攻撃の被害 写真:キリロ・チュボチン/ウクルインフォルム
その上で同氏は、代替の電力源や熱源がある市外へ、可能であれば一時的に避難するよう市民に呼びかけた。
これに先立ち、ロシア軍は、8日夜から9日未明にかけて、ウクライナ首都キーウ方面を中心に、再び無人機及びミサイルで大規模に攻撃していた。
敵の攻撃による被害は、キーウ市内のダルニツィキー地区、ドニプロウシキー地区、デスニャンシキー地区、ペチェルシキー地区、シェウチェンキウシキー地区、ホロシーウシキー地区、スヴャトシンシキー地区で被害が確認されている。4人が死亡、25人が負傷したことが判明している。