ロシア軍、ウクライナ南部ザポリッジャを空爆 4名負傷
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ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、23日未明同国南部ザポリッジャを滑空爆弾で空爆した。現時点までに4名が負傷したことが判明している。
国家非常事態庁がザポリッジャの状況をフェイスブック・アカウントで報告した。
同庁は、「3時45分頃ロシア軍が州都(編集注:ザポリッジャ)を攻撃した。75歳、66歳、35歳の女性と46歳の男性が負傷した」と伝えた。被害者情報は確認中とのこと。
市内の1地区のガレージで火災が発生し、別の地区で自動車が炎上したところ、救助隊が消火にあたったという。
さらに、爆風により消防署、行政庁舎、集合住宅、教育施設、自動車が損傷したと報告されている。
また、ザポリッジャでウクルインフォルムの記者が爆発音を聞く少し前に、ウクライナ空軍がテレグラム・チャンネルにて、ロシア軍によるザポリッジャ州へ向けての滑空爆弾の投下を報告していた。
その他、南部ヘルソン州では、シャンコ市軍行政府長官がテレグラム・チャンネルにて、ロシア軍が重要インフラを攻撃し、市内ドニプロウシキー地区で停電が生じていると報告した。
シャンコ氏は、「また中央水供給も停止の可能性がある」と伝えた。
北部チェルニヒウ州では、23日チェルニヒウ市議会がテレグラム・チャンネルにて、ロシア軍の無人機が9階建て集合住宅の屋上部に着弾したと報告した。
市議会は、「12月23日夜、敵の無人機がチェルニヒウの9階建て集合住宅の設備階に着弾した」と伝えた。暫定情報では、犠牲者は出ていないとのこと。
また建物の窓や自動車が損傷したという。