ロシア軍、無人機でウクライナ各地攻撃 ザポリッジャで3名死亡

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ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、21日夜から22日朝にかけて、同国南部ザポリッジャや中部キーウ州などを自爆型無人機で攻撃した。

南部ザポリッジャでは、フェドロウ・ザポリッジャ州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルで、同攻撃にて3名の死者が出ていると報告した

ザポリッジャの被害 写真:ドミトロー・スモリイェンコ/ウクルインフォルム

同氏は、「たった今救助隊が破壊された建物の瓦礫の下から75歳の女性の遺体を引き上げた」と伝え、これにより今回のザポリッジャへの攻撃での死者数は3名となったと補足した。

また同氏は、ロシア軍はザポリッジャの民間インフラ施設と産業施設が狙われたと伝えた。また、自動車も損傷・破壊されたという。

同氏はさらに、夜間のザポリッジャへの攻撃で、集合住宅15軒、民家10軒が損傷、非居住型建築物も複数損傷したと伝えた。

中部キーウ州への攻撃については、カラシュニク州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルにて、同州4地区がロシア軍の無人機攻撃を受け、建物が損傷し、火災が発生したと伝えた

カラシュニク氏は、「残念ながら、敵のボリスピリ地区への攻撃により負傷者が出ている」とし、1993年生まれの男性が破片による傷を負い、病院で治療を受けたと伝えた。

また、州内以下の4つの地区で敵の攻撃の被害が確認されているという。

・ヴィシュホロド地区:林で火災発生。

・ファスチウ地区:民家で火災発生。

・オブヒウ地区:撃墜された目標の破片が未使用集合住宅に落下。

・ボリスピリ地区:民家で火災発生。自動車と民家が損傷。

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Опубліковано ДСНС України Неділя, 21 вересня 2025 р.

写真:国家非常事態庁

北部スーミ州では、州軍行政府がテレグラム・チャンネルにて、22日未明スーミ共同体がロシア軍の自爆型無人機の攻撃を受け、スーミ市内コウパキウシキー地区で着弾があったと伝えた。無人機着弾があった建物にいた警備員1名が負傷したという。

トップ写真:国家非常事態庁(フェイスブック)

追加(9月22日11:42):ザポリッジャの被害写真を追加