ウクライナ情報機関、露ノヴォロシースク近海でロシア黒海艦隊の艦船を攻撃
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ウクライナ国防省情報総局は11日、ロシアのノヴォロシースクの近海で、同国黒海艦隊の艦船を攻撃したと報告した。
情報総局広報室が伝えた。
報告には、「2025年9月10日、黒海海上にて、ウクライナ国防省情報総局特殊部隊隊員は、侵略国ロシアの高価な軍事標的である、敵黒海艦隊の多機能船『MPSV07』プロジェクトの艦船を追跡し、攻撃に成功した」と書かれている。
また、情報総局が攻撃を行った際には、敵艦船は電子偵察を行い、また侵略国が黒海艦隊の残りを常駐させているノヴォロシースク湾への航路の巡視を行っていたという。
情報総局特殊部隊は、ウクライナ製の無人機にて、敵艦船の操舵室を攻撃。そこには、とりわけ艦船の航行・通信用機材が設置されていたという。攻撃により、敵艦船の電子戦機器が破壊され、艦船は機能停止となり、修理には多額の費用がかかるだろうと指摘されている。
今回攻撃された艦船は、ロシアで2015年に就役したもので、その価格は約6000万ドル。ロシアは、同様の艦船を4隻保有しているという。