ロシア軍、ウクライナ各地の攻撃を継続
ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、7日夜から8日朝にかけて同国各地を自爆型無人機などで攻撃した。
中部キーウ州ブチャ地区では8日未明の攻撃で民家21件が損傷した。カラシュニク・キーウ州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルで報告した。
カラシュニク氏は、同地区では女児1名と成人女性2名が急性ストレス性障害を発生したとし現場で治療を受けたと伝えた。
また同氏は、ブチャ地区で民家21軒、付属施設、ガレージ、未完成の集合住宅2軒、自動車10台が損傷したと報告した。
写真:国家警察
南部オデーサ州では、キペル州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルにて、8日未明の無人機の攻撃によりオデーサ地区にて負傷者が1名確認されていると報告した。
同氏は、防空戦力が効果的に活動したが、それでも下水ポンプ場の建物が破損した他、撃墜された無人機の破片の落下で、乾燥した草が炎上したと伝えた。
負傷したのは、爆風によりガラスの割れたガソリンスタンドの警備員で、多くの切り傷を負ったという。
南部ドニプロペトロウシク州では、リサク州軍行政府長官がフェイスブック・アカウントで、過去24時間で同州のニコポリ地区とクリヴィー・リフ地区の2地区が攻撃され、損傷が生じていると報告した。
▪️Під ворожими атаками були громади Нікопольщини – Покровська, Мирівська і Марганецька. А ще – райцентр. По території...
Опубліковано Сергій Лисак Четвер, 7 серпня 2025 р.
南部ザポリッジャ州では、フェドロウ州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルにて、過去24時間で同州の14の自治体が545回の攻撃を攻撃を受け、死者が2名出ていると報告した。
ウクライナ空軍は、テレグラム・チャンネルにて、7日夜から8日朝にかけて、ロシア軍は108機の無人機で攻撃を仕掛けてきたと報告した。
攻撃に使われた無人機は、以下のとおり。
・自爆型無人機及びその模倣機 104機
・高速(ジェット)無人機 4機
この内、ウクライナ側は、79機の自爆機・模倣機と3機の高速機を撃墜したという。
また、26機が10か所に着弾した他、撃墜された無人機の落下が8か所で確認されたとのこと。