ウクライナ情報総局トップ、5〜6月は「厳しい時期」になると指摘

ウクライナのブダーノウ国防省情報総局局長は、今年の5〜6月に「厳しい時期」がウクライナを待ち受けると指摘した。

ブダーノウ情報総局局長がBBCウクライナ語版へのインタビュー時に発言した

ブダーノウ氏は、「私たちの評価では、近々かなり厳しい状況が私たちを待ち受けている。しかし、それは破滅的ではなく、それも理解せねばならない。多くの人が最近話始めているようなアルマゲドンは生じない。しかし、5月中旬から問題は生じる」と発言した。

記者から、前線に関することか、と質問されると、ブダーノウ氏は「前線も含めてのことだ。それは包括的アプローチである。なぜなら、ロシアは、包括的アプローチを用いるからだ。彼らは、包括的作戦を行っている。それについては長く話すことは止めにするが、しかし、厳しい時期は訪れる。5月中旬、6月のはじめだ」と発言した。

さらに同氏は、ウクライナの国内情勢も悪化すると指摘した。

これに先立ち、米国の戦争研究所(ISW)は21日、今後数週間、ロシア軍が攻勢作戦やウクライナへのミサイルや無人機での攻撃を活性化させる可能性があると指摘していた