トランプ前米大統領「ウクライナの生き残りは米国にとっても重要」

米国前大統領のドナルド・トランプ氏は18日、ウクライナの生き残りは米国にとって重要であるとし、欧州の国々がウクライナを十分に支援していないと非難した。

ロイター通信がトランプ氏のソーシャルメディア「トルース・ソーシャル」への投稿を報じた

トランプ氏は、「なぜ欧州は絶望的に支援を必要としている国を助けるために、米国が投入している資金と同じか匹敵するだけの資金を出すことができないのだろうか?」と書き込み、さらに「誰もが同意するように、ウクライナの生き残りと強さは我々よりも欧州にとってはるかに重要なのだが、しかし、私たちにとっても重要だ! 欧州よ、動け!」と強調した。

ロイター通信は、トランプ氏のこの投稿は、ニューヨークのトランプタワーにて、ポーランドのドゥダ大統領と会談し、ポーランドを賞賛した後に現れたものだと指摘している。トランプ氏とドゥダ氏は、ドゥダ氏による北大西洋条約機構(NATO)加盟国は防衛にはGDPの2%ではなく3%拠出すべきという提案につき協議したという。

トランプ氏は、今回ウクライナ支援強化の必要性を初めて表明したことになる。他方で同氏は、米下院がまもなく審議する610億ドルのウクライナ支援拠出を定める法案採択への支持は表明していない。

これに先立ち、米下院のジョンソン議長は、下院は土曜日にウクライナ支援法案の審議を行うと発言していた