ロシア軍、ウクライナ南部ドニプロの5階建て建物や鉄道駅を攻撃 死者2名、負傷者15名

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ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、19日未明にウクライナ南部ドニプロをミサイルで攻撃。5階建ての建物に着弾し、鉄道駅にも被害が出ており、これまでに死者2名、負傷者15名が出ていることが判明している。

公共放送「ススピーリネ」は、テレグラム・チャンネルにて、5時10分と5時13分に「ドニプロで爆発」と伝えていた

リサク・ドニプロペトロウシク州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、「ドニプロでは5階建て建物が燃えている。それは部分的に破壊された。瓦礫の下に人がいるかもしれない」と伝えた

さらにリサク氏は、「ドニプロでは、住宅以外に2つのインフラ施設が破損。市内では現在、暫定で、2名死亡、15名負傷」と報告した。

写真:ミコラ・ムヤクシコウ/ウクルインフォルム

また同氏は、州内のクリヴィー・リフで3名が負傷、シネリニコヴォでも3名負傷。また8歳の児童が病院で死亡したと伝えた。

その他国鉄ウクルザリズニツャ社は、テレグラム・チャンネルにて、ロシアのドニプロへの大規模攻撃により、鉄道駅は活動を停止、鉄道職員に負傷者が出ていると伝えた

発表には、「敵はドニプロ市とドニプロ州のウクルザリズニツャの民間インフラ施設を意図的に狙った大規模攻撃を行った。鉄道職員に負傷者が出ており、治療が施されている。破損した施設では、救助隊が活動している。死者情報は確認中だ」と書かれている。

ドニプロ駅の活動は停止中。現在、列車は、ドニプロ駅に向かっていないという。

また、ススピーリネは、同日5時17分に、ウクライナ南部オデーサでも爆発音が聞こえたと伝えている