ロシア軍はウクライナ東部で別方面からチャシウ・ヤルへ兵力を移動=宇国家警護隊報道官

ウクライナのムジチューク国家警護隊報道官は16日、ロシア占領軍はウクライナ東部にて攻勢強化のためにリマン方面からチャシウ・ヤルへと複数部隊を移動させたと伝えた。

ムジチューク報道官がニュースチャンネル「エスプレソ」への出演時に発言した

ムジチューク氏は、「チャシウ・ヤル近郊の状況はダイナミックだ。防衛戦力側からは、チャシウ・ヤルに関するあらゆる地点を維持し、側面からの攻撃を防ぐために、恒常的な活動が行われている。私たちは。敵が、成功を達成し、前線をさらに前へと押しやるべく、この方面に予備、兵力、機材を移動させているのを観察している。当然、防衛戦力は、有利な地点にいる。具体的には、設備の点やチャシウ・ヤルの位置の点でだ」と発言した。

同氏はまた、敵はチャシウ・ヤルで少しでも何らかの勝利を得ようとしていると指摘した。

そして同氏は、「私たちは、個別の地点で敵の襲撃行動の一定の低減を観察している。敵は、攻勢を強めるために、リマン方面からチャシウ・ヤルへと予備兵力を移動させた。それは、チャシウ・ヤルが敵にとって非常に重要であることの証拠である。そのため、彼らは、そこであらゆる戦力で何らかの勝利を得ようとしていくだろう」と述べた。

これに先立ち、ウクライナのシルシキー軍総司令官は14日、ロシア軍司令部は5月9日までにウクライナ東部ドネツィク州チャシウ・ヤルを制圧する課題を軍に出したと発言していた