ウクライナは4隻目の露軍艦船「コスチャンティン・オリシャンシキー」も攻撃していた=海軍

ウクライナ海軍のプレテンチューク報道官は26日、ウクライナ防衛戦力は先の黒海艦隊艦船への攻撃の際に、2014年にロシア軍によって奪われていた揚陸艦「コスチャンティン・オリシャンシキー」に対しても、ミサイル「ネプトゥーン」で攻撃していたと発表した。

プレテンチューク報道官がテレビ番組「統一ニュース」で発言した。

プレテンチューク氏は、「その艦にも攻撃を加えるとの決定が下された。残念ながら、私たちに選択肢はない。ウクライナの『ネプトゥーン』が用いられ、攻撃は実現された」と発言した。

その際同氏は、「コスチャンティン・オリシャンシキー」は、ロシアが2014年のクリミア占領時に奪ったものだと喚起し、9年間同艦は湾内に停められたままで、侵略者が同艦の部品を取り始めていたところ、ロシア側は戦争10年目にして、自分たちの保有している大型揚陸艦が尽きつつあることに気付き、1年かけて「コスチャンティン・オリシャンシキー」を再生していたと説明した。

また同氏は、24日にウクライナ側が攻撃した大型揚陸艦「アゾフ」と「ヤマル」、偵察艦「イヴァン・フルス」は近々戦闘課題を遂行することはできないとも指摘した。

その他、同日ウクライナ海軍は、ソーシャルメディア「X」アカウントにて、「3月24日、ウクライナ防衛戦力は、大型揚陸艦『ヤマル』と『アゾフ』の他に、偵察艦『イヴァン・フルス』と大型揚陸艦『コスチャンティン・オリシャンシキー』へも成功裡に攻撃を実施した」と伝えている

これに先立ち、ウクライナ軍は、ウクライナ防衛戦力がロシア海軍の大型揚陸艦「ヤマル」と「アゾフ」、並びにセヴァストーポリの黒海艦隊の複数インフラ施設を攻撃したと発表。その後、プレテンチューク報道官が、3隻目の「イヴァン・フルス」への攻撃も認めていた