露ベルゴロド州5自治体で戦闘継続=ロシア自由軍団

露宇戦争をウクライナ側で戦っている、ロシア国民の志願兵からなる複数部隊は、12日にロシア領へ進入した後、13日にはベルゴロド州の5つの自治体でロシア正規軍との戦闘を続けていると報告した。

13日、「ロシア自由軍団」の志願兵アレクセイ・バラノフスキー氏(コードネーム「リュチク」)がウクライナのテレビ番組「統一ニュース」に出演した際に発言した。

パラノフスキー氏は、特に露クルスク州チョトキノが戦闘の中心となっているとし、また他の自治体でも戦闘が生じていると伝えた。

同氏はまた、「現在不安定な状況は、隣接する自治体へも拡大しており、それはクルスク州だけでなく、ベルゴロド州でもだ。ベルゴロド州では、3つ以上の自治体、おそらく5つの自治体と言って良いだろうが、そこで志願兵軍とプーチン軍の武力衝突が生じている」と発言した。

さらに同氏は、ロシア志願兵の襲撃はいわゆるロシア大統領選挙へ合わせて行われたものだと指摘した。

その際同氏は、「それらは全て、いわゆる選挙に合わせたものだ。それは改めてウラジーミル・プーチンによる権力簒奪のために明日始まる選挙手続きだ。私たち、ロシアの無関心ではない市民は、こうすることで自らの政治的意志を、その選挙、ウラジーミル・プーチン政権への態度を示すことを決めたのである。私たちは、(編集注:笑いながら)投票手段を得たのであり、あらゆるサプライズが明日始まる。なぜなら、明日は選挙だからだ」と発言した。

これに先立ち、ロシア国民の志願兵からなり、ウクライナ側で戦う「ロシア自由軍団」「ロシア志願兵軍団」「シベリア大隊」が12日朝、共同作戦の一環でロシア領のクルスク州とベルゴロド州に進入したと発表していた。