ウクライナ防空戦力、露軍発射の自爆型無人機20機中19機撃墜 ハルキウでミサイルを撃墜できず=参謀本部報告

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ウクライナ軍参謀本部は、17日未明にロシア占領軍が発射した自爆型無人機20機の内、19機を撃墜した他、東部ハルキウがミサイル攻撃を受けたと発表した。

参謀本部がフェイスブック・アカウントで報告した

発表によれば、過去24時間で武力衝突が98回発生しており、敵は合計で4回のミサイル攻撃と29回の空襲を実施。また、ウクライナ側陣地と自治体に対して多連装ロケットシステムで49回砲撃したという。

また、東部ハルキウの中心部がミサイル攻撃を受けており、民間人に負傷者が出た他、病院、民家、集合住宅、その他民間インフラが破壊された、あるいは損傷したと書かれている。

ハルキウへのミサイル攻撃の被害 写真:ヴヤチェスラウ・マジイェウシキー/ウクルインフォルム

空襲を受けたのは、ハルキウ州のヴォウチャンシク、ドネツィク州のオルリウカ、アウジーウカ、コスチャンティニウカ、ノヴォミハイリウカ、ヴォージャネ、ザポリッジャ州のマラ・トクマチュカ、プレオブラジェンカ、オリヒウ。

榴弾砲の砲撃を受けたのは、チェルニヒウ州、スーミ州、ハルキウ州、ルハンシク州、ドネツィク州、ザポリッジャ州、ドニプロペトロウシク州、ヘルソン州、ミコライウ州の計120以上の自治体だと報告された。

また、17日未明に、ロシア軍が自爆型無人機「シャヘド136/131」20機で攻撃を仕掛けたところ、ウクライナ防空戦力が19機を撃墜したと報告されている。

なお、ハルキウ州とオデーサ州の州軍行政府長官は、ハルキウとオデーサに対するロシア軍の攻撃で民間人に負傷者が出たと発表している。