ゼレンシキー宇大統領の内はロシアとの間で「ミンスク合意」のようなものは現れない=ウクライナ政権幹部

ウクライナのイェルマーク大統領府長官は、ゼレンシキー大統領がロシアとの間で過去のミンスク諸合意のような和平合意締結のための協議に向かうことはないと明言した。

イェルマーク大統領府長官がインタビューの際、モシーチューク記者から、友好国はウクライナ首脳陣に協議に関して圧力をかけているかと尋ねられた際に発言した

イェルマーク氏は、「現大統領の間、『ミンスク3』のようなものは一切現れないと明言することができる」と発言した。

また同氏は、ロシアとの間の協議の可能性についてはどのようなフォーマットでも協議されていないと強調し、「私たちの領土、私たちの独立、私たちの主権に関してはどのような条件も受け入れられない。この立場は不変だ」と発言した。

さらに同氏は、友好国はウクライナに対してロシアとの協議に関する圧力はかけていないと述べ、「私たちのパートナーはいつもこう言う。『いつ、どのように、何について話すかは、完全にウクライナだけが決めること、ウクライナの人々、ウクライナの首脳陣が決めることだ』と」と伝えた。

同氏は、「協議」に関する話題は、ロシア側が体系的に「投げかけている」としつつ、しかも国外やウクライナの報道機関がその話題を取り上げてしまっているとして、遺憾を表明した。

なお、ゼレンシキー大統領は、2022年11月、ウクライナにはロシアと和平協議を行う明確な条件があるとし、それは領土一体性の回復、戦争犯罪者への罰、これまでに起きたことが繰り返されないことの保証などを挙げていた