ウクライナ陸軍司令官、東部バフムート方面の防衛に最初の成果ありと報告

ウクライナ陸軍のシルシキー司令官は、激しい戦闘の続く東部バフムート方面におけるウクライナ軍の前進はバフムート防衛作戦遂行における最初の進軍の成果だと報告しつつ、他方それは部分的なものだと発言した。

15日、ミリタリー・メディア・センターがシルシキー司令官の発言を伝えた

シルシキー氏は、過去数日、極めて困難な条件下でもウクライナ軍が前進して、敵を殲滅できることが示されてきたと述べ、「私たちは敵より少ないリソースで戦っている。その中で、私たちは敵の計画を破壊することができている。全ては、人間の能力の最高の限界を突破しながら侵略者と戦っている私たちの戦士のおかげだ」と発言した。また同氏は、他方でそれは部分的な成功に過ぎないということを受け止めねばならず、「バフムート防衛作戦は続いている」と伝えた。

そして同氏は、「防衛のために必要な決定は全て採択されている。全ての可能な情勢展開シナリオは、私たちは指揮官と共に、戦闘現場で直接策定した」と発言した。

また同日、マリャル国防次官は、テレグラム・チャンネルにて、バフムート防衛の困難さについて報告した

マリャル氏は、「バフムートとその周辺は現在も困難だ、とても。それであっても、私たちの軍人は、数日間前に進むことができた。それは私たちの軍人の超人的能力と専門性のおかげだ」と書き込んだ。

同氏はまた、ロシア側は目的を変えておらず、バフムート周辺に空挺強襲部隊を集めてきていると伝えた。同氏は、「激しい戦いが続いている。バフムート防衛は継続している」と強調した。