【更新】ウクライナ軍、ロシア側に銃殺されたウクライナ軍人の名前を発表

更新

ウクライナ軍参謀本部は7日、前日にソーシャルメディアで拡散された無防備でロシア側に銃殺されたウクライナ軍人は、第30独立機械化旅団に所属するティモフィー・シャドゥラ氏だと発表した。(更新:その後、ウクライナ軍領土防衛部隊が、銃殺されたのはシャドゥラ氏ではなく、オレクサンドル・マツィイェウシキー氏であると発表している。)

参謀本部がフェイスブック・アカウントで伝えた

参謀本部は、「無防備の被拘束者の銃殺は、国際人道法、武力紛争法の規範をシニカルかつあつかましく無視する行為である。そのように振る舞うのは、戦士ではなく、殺人者だ。ロシア占領軍は、ウクライナにおける彼らの主要な目的がウクライナ人を残忍に殲滅することでしかないことを改めて証明した」と書き込んだ。

また、参謀本部は、暫定情報だとしつつ、前日ロシア側に銃殺処刑される様子の動画が拡散された男性は、作戦司令部「ピウニチ(北)」第30独立機械化旅団所属のティモフィー・シャドゥラ氏であると報告した。

その他発表には、「私たちの戦士のいかなる死も、報復なく放置はされない。しかし、私たちはそれを合法的かつ正義のある手段で行う。戦場で、裁判で、あるいは国際法廷でだ」とし、「冷静な頭で、戦争のルールを遵守し、名誉とともに、私たちは一人一人につき必ず復讐する」と書かれている。

(更新(9日8時7分):これに対して、8日、ウクライナ軍領土防衛部隊の地域局「ピウニチ(北)」は、ロシア側に銃殺されたウクライナ軍人は、同部隊所属のオレクサンドル・マツィイェウシキー氏だとし、これまでの暫定発表を訂正している。)

これに先立ち、6日、ソーシャルメディアにて、捕虜と見られる無防備・無抵抗のウクライナ軍人が「ウクライナに栄光あれ」と述べた直後にロシア占領者により銃殺される動画が拡散されていた。

これを受けて、ウクライナのソーシャルメディアでは、多くの人が「ウクライナに栄光あれ」「英雄たちに栄光あれ」との弔いのメッセージを書き込んだり、関連画像が投稿されたりしている。