キーウ市内で爆発音 行政府は防空システム稼働と発表

10日朝、キーウ市とキーウ州で爆発音が聞かれた。キーウ市とキーウ州の軍行政府は、防空システムが稼働していると発表している。

キーウ市軍行政府は、爆発音が聞こえた後、テレグラム・チャンネルにて、「防空システム稼働!平穏を維持して、シェルターにいてください」と書き込んだ

キーウ州軍行政府もまた、テレグラム・チャンネルにて、「キーウ州では防空システムが稼働している!」とし、安全なところにいるよう呼びかけた

これに先立ち、キーウ市軍行政府は、テレグラム・チャンネルにて、ポプコ長官の発言として、ロシア軍の戦略爆撃機Tu-95が離陸しており、同機は巡航ミサイルを搭載している可能性があると伝えていた

さらに同氏は、10日未明、ウクライナ領内が自爆型無人機「シャヘド」で攻撃を受けたとし、同攻撃はウクライナ側防空システムの位置を把握することと電力設備を破壊することが主な目的だと指摘した。また、同氏は、シャヘドでの攻撃の後、ロシア軍がハルキウ、ザポリッジャ、ドニプロに数十のミサイル攻撃を行い、残念ながら着弾もあったと伝えた。

ウクライナ空軍は、テレグラム・チャンネルにて10日5時の時点の情報として、同日未明、5弾の巡航ミサイル「カリブル」、5機の自爆型無人機「シャヘド−136/131」を撃墜したと報告した

その他空軍は、ロシア軍は、露ベルゴロドと占領地トクマク(ザポリッジャ州)からS-300のミサイルでの大規模攻撃も行ったと伝えた。

さらに、空軍は、ロシア軍はハルキウ州とザポリッジャ州に対して最大35弾のS-300のミサイルで攻撃を行ったとし、このミサイルは現在保有する防空システムで撃墜することができないと補足した。