ウクライナに戦車を提供するための諸国連合は実質的にすでに存在している=ポーランド大統領府長官

ポーランドのシュロト大統領府長官は13日、ウクライナに主力戦車を提供することを目指す諸国による連合は実質的にすでに存在しており、ドイツもそこに加わるべきだと発言した。

シュロト氏は、「その方策を実現することになる同盟国の連合は、実質的にはすでに機能している。同連合への参加を宣言したのは、例えば、フィンランド、デンマーク、それから英国だ。もちろん、英国は、レオパルドは持っておらず、自国産のチャレンジャーを持っている。そのため、私たちは、広範な連合について話すことができるのであり、ドイツの政治家はそれに注意を向けるべきである」と発言した。

同氏はまた、ドイツが北大西洋条約機構(NATO)が自らの安全をどのように扱うのか、ウクライナの自衛をどのように積極的にサポートするのかを合理的に評価したら、「肯定的な決定を下すはずである」と強調した。

その他、ミュレル・ポーランド政府報道官は、同国議会での記者会見時に、ポーランドは「できるだけ広範な連合」を形成しており、ドイツがいずれそこに加わることを期待していると発言した。

これに先立ち、11日、ポーランドのドゥダ大統領は、ポーランドは、国際的な連合が設置されて、その一環で要件が満たされたら、ウクライナへと独製主力戦車「レオパルド2」を提供すると発言していた。同時に、12日、ハーベック独副首相兼経済・気候保護相は、ポーランドからウクライナへの主力戦車レオパルド2の提供を、製造国ドイツが許可しないことで破綻させることは看過できないとの見方を示した。

また11日、英国政府が、初めてウクライナへの主力戦車チャレンジャー2提供の意向を認めていた。