ウクライナ軍、ヘルソン州の橋を再び攻撃

ウクライナ南部ヘルソン州のフラン州議会議員は、22日にウクライナ軍が同州被占領地に位置するアントニウシキー橋を再び攻撃したと伝えた。

フラン議員がフェイスブック・アカウントに書き込んだ

フラン氏は、「ウクライナ軍が再びアントニウシキー橋を攻撃した。ヘルソン州の敵を弱めている」と書き込んだ。

その他同氏は、同州の様々地区から爆発に関する情報が入ってきているとし、ノヴァ・カホウカ、タウリーシク、マロカホウカ、カホウカ、チョルノバイウカのロシア軍の拠点へ攻撃が行われているようだと伝えた

同日、ウクライナ軍南部司令部「ピウデン(南)」のフメニューク報道官は、メディアセンター・ウクライナ=ウクルインフォルムにおける記者会見時、記者からのアントニウシキー橋に関する質問に対して、敵の全ての「輸送動脈」をウクライナ軍の攻撃支配下に置いていると発言した。

フメニューク氏は、「私たちは、被占領地の輸送動脈を攻撃支配下に置いている。なぜなら、私たちは、それを通じて敵が予備を運んでいることを理解しているからである。輸送経路の1つであるアントニウシキー橋も然りだ。彼ら(ロシア軍)は、橋を再生しようとしているが、あのような困難な建設物はバケツ一杯のコンクリートでもって修繕できるようなものではなく、決定的な改修と技術的プロセスを要するものである。正にそれがゆえに、私たちはそれを攻撃支配下に置いているのであり、断続的に自らの遠距離プレゼンスを喚起しているのである」と発言した。

さらに同氏は、21日のカホウカ橋へのさらなる攻撃についても報告し、「もちろん、それは複雑な水上建設物だ。そのため、私たちの火砲の作業もかなり繊細で、注意深く、敵のその施設を使用する計画を破壊することを目標としている。私たちは、彼らのいわゆる修繕作業も修正している。つまり、それは、彼らがそこに持ってきた修理機材への攻撃であり、穴を埋めようとしている計画への攻撃である」と発言した。