レズニコウ宇国防相、ウクライナがロシアとの間で停戦に応じ得る条件を説明

ウクライナのレズニコウ国防相は19日、ウクライナのための安全保障構造にとって理解可能な場合にのみ、停戦体制は利用可能となるとの見方を示した。

レズニコウ国防相がアトランティック・カウンシル主催のディスカッションの際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が発言した。

レズニコウ氏は、「私は、ロシアが『停戦アイデア』を自国軍の回復と私たちの国における移動の継続のためにのみ利用すると確信している。停戦体制は、それがウクライナの私たちのパートナーと共に構築する安全保障構造にとって理解可能なもので、パートナーたちが一つのテーブルで私たちの側に座る場合においてのみ、利用可能となる」と発言した。

また同氏は、ウクライナの人々は停戦のために自国領を犠牲にすることには同意しないと明言し、「というのも、私たちには、統一作戦圏(編集注:2014年以降のウクライナ東部の紛争圏)にて、2年間、1年間のいわゆる停戦がすでにあったのだが、その停戦は機能していなかったからだ。パートナー国の中には、私たちに対して、エスカレーションは回避すべきと言いたがっている国があるが、しかし、私はそれが機能しないこと、私たちが『クレムリンの面子を保つ』ためにその代償を払うことはないことを確信している」と強調した。

写真:大統領府