リシチャンシク防衛戦でウクライナ軍ベラルーシ人大隊の指揮官が死亡

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ウクライナ東部ルハンシク州リシチャンシクを巡る戦闘の際、ウクライナ軍のベラルーシ人大隊「ヴォラト」の指揮官を勤めていたコードネーム「ブレスト」ことイヴァン氏が6月28日に亡くなっていたことが発表された。

6日、「ヴォラト」大隊の属すカストゥシュ・カリノウスキ記念連隊がフェイスブック・アカウントにて伝えた

発表には、ヴォラト大隊は、ロシア侵略軍のリシチャンシクへの進軍の試みを抑えていたとし、ウクライナ側の軍人たちは敵の戦車による攻撃と町への侵入の試みを撃退していたと書かれている。

ロシア軍の2回目の侵攻の試みの際に、同大隊は撤退を余儀なくされたが、その直前の戦闘で複数の軍人の行方がわからなくなっていたという。

発表には、「確信を持って言うことができる。個々の英雄的行動、自己献身により、私たちのベラルーシの青年たちは、戦車車列の進軍を止めることができたのであり、それにより、ウクライナ軍の主戦力を指定の方角へと安全に撤退させることを可能としたのである」と書かれている。

7月5日、同大隊の指揮官であるコードネーム「ブレスト」ことイヴァン氏が、その戦闘の際に亡くなっていたことが判明したと言う。また、複数名の軍人が行方不明のままであり、1名が敵に拘束されたことがわかっていると書かれている。

発表には、「ブレスト」氏が戦争の始まりから、ロシア侵略からウクライナを防衛するために戦い、カリウノウスキ連隊形成時から参戦していたと説明されている。

また、「彼は、ベラルーシの大地に身を捧げた息子であり、未来の自由なベラルーシを信じていた。これは私たち皆にとって、非常に大きく、痛みある損失である」と書かれている。