ウクライナ大統領府関係者、露政権幹部の「即時合意を望む」発言を一蹴

ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は16日、ロシア連邦のパトルシェフ安全保障会議書記がウクライナとできるだけ早く政治・外交的合意に達したいと発言したことにつき、協議を再開したいなら、攻撃を止め、ロシア軍を速やかに撤退させるべきだと指摘した。

ポドリャク氏がツイッター・アカウントに書き込んだ

ポドリャク氏は、「古典的なロシアスタイルだ。町を破壊し、公然と処刑を行い、併合を準備しながら、協議を望んでいると言うわけだ。パトルシェフが対話を望んでいるなら、言葉は行動を伴わねばならない。停戦、部隊撤退、『ロシアの世界』プロジェクトの終了だ」と発言した。

これに先立ち、パトルシェフ露安全保障会議書記がロシア幹部はウクライナと政治・外交的合意をできるだけ早く達成したがっているなどと発言したことが報じられていた。

なお、ウクライナでは、2月24日からロシアによる全面的侵略を受けており、現在領土の約20%を占領されている。