「ウクライナ軍が西側の武器で戦うことを拒否している」はロシア発の偽情報=偽情報対策センター

ウクライナの偽情報対策センターは15日、ロシアのプロパガンダメディアがウクライナ軍が西側の武器で戦うことを拒否しているという偽情報を拡散していると指摘した。

偽情報対策センター(国家安全保障国防会議(NSDC)傘下)がテレグラム・チャンネルにて伝えた

センターは、ロシアの報道機関が、同盟国からウクライナへの武器・機材供給を破綻させることを目的とした偽情報を拡散していると指摘した。とりわけ、複数のウクライナの部隊が米国から供与された無人機「スイッチブレード」より、爆弾を搭載した民間の商業無人機の方が使いやすいと告白した米CNNの記事をロシアのメディアが積極的に参照しているという。

その上でセンターは、「それは明白なフェイクだ。何より、戦争開始から、ウクライナ軍人は欧州の国々に派遣されており、そこで西側の武器の扱い方を学んでいるのである。それにより、反対に、毎日ウクライナに提供されている武器の使用効率は高まっている。新しい機材・武器供与に関する発表が行われる、今日のラムシュタイン国防相会合に関連して、露シスト(編集注:ロシア+ファシストの造語)による情報攻撃が強まっている」との見方を示した。

なお、15日、ブリュッセルにて、米国が主催し、約50か国の国防省の代表者が出席する、ウクライナの防衛に関するコンタクトグループ会合が開催される。