ロシア侵略軍はドンバス方面とヘルソン方面にさらなる部隊を投入=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は7日、ロシア侵略軍は現在ドンバス方面とヘルソン州方面にて、ウクライナ軍の進攻を防ぐために最も激しい戦闘を行っていると報告した。

ゼレンシキー大統領が7日夜の動画メッセージの際に発言した

ゼレンシキー氏は、「ウクライナの過去24時間の前線の状況には、著しい変化はない。全くもって英雄的なドンバス防衛が続いている。最も激しい地点はこれまで同様、何より(編集注:ルハンシク州)シェヴェロドネツィク、リシチャンシク、ポパースナだ。占領軍が私たちの軍の抵抗がこれほどまでに強固なことを信じていなかったことが感じられており、現在彼らは追加的リソースをドンバス方面に投入しようとしている。ヘルソン方面でも、私たちの行動を抑えるために、新しい部隊が投入されている」と発言した。

同時にゼレンシキー氏は、ロシア軍の大半は、ウクライナでの戦いに展望がないことをよく理解しているとし、とくにそれは通信傍受されている軍人の会話でわかっていると指摘した。

同氏はまた、すでに3万1000人以上のロシア軍人がこの非常識な戦争で亡くなったことを喚起し、いずれこの損耗数はロシアにとってさえも許容できないラインを越える時が来るだろうと指摘した。