ウクライナ北部スーミ州にて、国境警備隊隊員がロシア工作員との戦闘で死亡

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16日、ウクライナ北部スーミ州にて、ロシアの工作諜報グループがウクライナ・ロシア間国境を突破しようとして、ウクライナの国境警備隊との間で戦闘が発生、隊員1名が死亡した。

フルヒウ市議会がフェイスブック・アカウントにて伝えた

市議会は「今日、5月16日、ロシアの工作諜報グループとの戦闘にて、国境警備隊隊員のオレクサンドル・ポポウチェンコ氏が死亡した」と伝えた。

ポポウチェンコ氏はフルヒウ市民。享年44歳。配偶者と子供2名がいたという。

ポポウチェンコ氏は、10年間国境警備隊で働いた後、昨年退職していたが、2月24日にロシアの全面的侵攻がはじまった際に、また国境警備隊に戻ることを決めたのだという。

同氏は、5月16日朝、同僚とともに、ロシアの工作諜報グループと戦闘した際に負傷し、そのまま死亡したと報告された。

なお、これに先立ち、16日、ロシア軍がウクライナ北部のスーミ州とチェルニヒウ州を砲撃したことが伝えられていた。ロシアの工作諜報グループは、この砲撃と連携してウクライナ領へ侵入しようとしていたという。