ルハンシク州でウクライナ政府がコントロールしているのは全体の10%=州行政府長官

ロシア軍による激しい攻撃を受けているウクライナ東部ルハンシク州のハイダイ州軍行政府長官は15日、現在ウクライナ政府がコントロールしているのは同州領域の10%だと報告した。

ハイダイ州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルにて伝えた

ハイダイ氏は、「現在、ルハンシク州の10%がウクライナのコントロール下にある。私たちのコントロール下にあるのは、ルビージュネ周辺のリシチャンシク、シェヴェロドネツィク(+共同体の村と町)、ヒルシケ共同体、それからリシチャンシク〜バフムートからドネツィク州との境界線までの道路沿いの領域だと書き込んだ。

同氏はまた、ロシア軍はシェヴェロドネツィクの病院の病棟の1つをあえて砲撃しており、そのせいで火災が発生したと伝えた。約10弾の砲弾がその病棟に着弾したという。そして、その砲撃までは300台支えた病床が、現在は100台しか残っておらず、他方で市内には1万人の人がまだおり、周辺の村にも5000人の人が暮らしていると伝えた。

さらに同氏は、シェヴェロドネツィク市は引き続き砲撃を受けていると述べた。また、ルハンシク州からの避難は継続していると伝えた。

また州内で現在最も危ないのは、シェヴェロドネツィク方面のポパースナとビロホリウカ側であり、そこを突破されると、敵がルハンシク州を包囲してしまうと伝えた。

同氏はその他、シェヴェロドネツィク周辺の村で戦闘が続いているとしつつ、ウクライナ側の防衛は協力であり、シェヴェロドネツィクは理想的に守られていると伝えた。