ジョンソン英首相、国際社会に2014年以降の対露関係における過ちを繰り返さないよう呼びかけ

ジョンソン英首相は、ロシアのプーチン大統領との関係正常化は、同国がクリミアを占領した2014年以降も世界が同大統領と対話を続けた、当時の過ちの繰り返しになると指摘した。

BBCが報じた

ジョンソン氏は、「私は、不可能なことは何もないと思っているが、しかし、私は、今私たちがどのようにプーチンと関係を正常化させられるのかは理解できない。彼は人権を著しく侵害し、国際法に違反した。彼には、全くもって無実の国に対して残虐な攻撃をしかけた罪がある。そして、再正常化をするということは、私たちが犯した2014年の過ちを繰り返すことを意味するのだ」と発言した。

その上で同氏は、世界各国の首脳に対して、8年前の過ちを繰り返さないよう警告した。「世界は基本的にそれ(編集注:ロシアのクリミア占領)はひどいと言い、私たちはそれを非難したのだ。私たちは制裁を科した。しかし、同時に私たちは、さらなる連携手段についての協議も彼と行い始めた。そして、プーチンは、それをウクライナへナイフを突き立てる手段として利用した。(中略)いかなる関係の再正常化もない。英国は、それを非常に明確に理解している」と発言した。