国連安保理、ロシアの対ウクライナ全面侵攻後、初の声明採択

国連安全保障理事会は6日、ロシアのウクライナに対する全面的侵攻開始から初めてとなる議長声明を採択した。

デニーソヴァ・ウクライナ最高会議(国会)人権問題全権がフェイスブック・アカウントに書き込んだ

デニーソヴァ氏は、安全保障理事会は今回ロシアがウクライナに対して全面的侵攻を始めてから初めて、ウクライナ情勢に関する声明を採択したとし、「安全保障理事国は満場一致で、ウクライナの情勢は危険で、国連憲章に合致しないものだと認めた」と伝えた。

同氏はさらに、安全保障理事会がグテーレス国連事務総長への強固な支持を表明したと伝えた。グテーレス氏は、会合時、「ロシアのウクライナへの侵攻は、同国の領土一体性の侵害であり、国連憲章への違反である」と述べていた。

また同氏は、今回の採択はロシアの賛成を含むものであることを指摘し、ロシアの賛成はウクライナにおける同国の行動の真の性格を初めて公式に認めるものであるとともに、世界の国々の中に侵略国を支持する国がないことを示すものでもあるとの見方を示した。