ゼレンシキー宇大統領、汚職犯罪捜査官のロシア軍との戦いを賞賛

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ウクライナのゼレンシキー大統領は5日、政権高官の汚職犯罪捜査に特化した法執行機関「ウクライナ国家汚職対策局(NABU)」の7名の職員に対して、ロシア軍との戦いにおける活躍を称して叙勲を行った。

大統領府広報室が公表した

発表によれば、ゼレンシキー大統領は、「私にとって、あなた方がの活躍を讃えるのは光栄なことだ。私は、ロシア連邦のウクライナの大地への全面的な侵攻の初日から、あなた方一人一人が何をしてきたのか、詳しく把握した。あなた方の職務、偉業に感謝したい」と発言した。

大統領府は、多くのNABU職員が、ロシアの全面的侵攻の開始後、ウクライナ軍人が拘束されている場所や拷問を受けている場所、ロシア軍部隊の配備地点や移動に関する情報を他機関と交換したり、敵軍と共謀する人物の摘発と拘束を行ってきたりしたことを伝えた。

また、ロシア軍がキーウ(キエフ)へ向かって進軍していた際、NABU捜査官の活動により、ウクライナ軍が敵の待ち伏せを何度も回避したことや、キーウ州でロシア軍に占領されていた自治体の自宅に残り続けたNABU職員が、ウクライナ軍と連絡を取り、軍が敵を殲滅する上での積極的な支援を行っていたことが説明されている。

ゼレンシキー大統領は、NABU職員を「真の英雄」と呼び、謝意を伝えた上で、7名の職員に対して、叙勲を行った。

写真:大統領府