ロシアはウクライナ上空の制空権を得られていない=宇国防省

ウクライナのマリャール国防次官は19日、ロシア軍の当初の目的はウクライナ軍の防空システムを全て破壊することだったが、ウクライナ軍はほぼ全ての機材と人員を回避させることができたため、敵は制空権を奪えなかったと発言した。

マリャール次官がフェイスブック・アカウントに書き込んだ

発表には、「空軍は、この戦争で個性的なストーリーを綴っている。ロシア軍の最初の目的が、正にその空軍であった。レーダー部隊、地対空ミサイル部隊、軍事飛行場、司令部である。ロシア軍は、私たちの国の全ての防空システムを一斉に破壊する計画であった。しかし、空軍は、そのようなシナリオに備えていたため、ほぼ全ての機材と人員をその攻撃から逃すことに成功した。現在それらは、戦闘課題を遂行し続けている」と書き込んだ。

同氏はまた、55日連続で空軍はロシアの航空機や巡航ミサイルからウクライナの空を防衛し、何千人の命を守っていると述べ、「敵が私たちの防空システムをどれだけ破壊したかろうが、それは不可能だ。敵は、ウクライナの空の制空権をこれまでも今も得ていない。航空機材に深刻な損失を出したことで、敵の航空機は、私たちの防空システムの射程圏内に入らないようにしており、ウクライナの戦闘機との直接コンタクトを避けている」と書き込んだ。

なお、ウクライナでは、2月24日からロシアによる全面的侵略を受けている。