ロシア軍がマリウポリのウクライナ軍人を殲滅したら、協議には終止符が打たれるかもしれない=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は、ロシア軍人がマリウポリを防衛するウクライナ軍人を殲滅した場合、いかなる協議フォーマットにも終止符が打たれるかもしれないと発言した。

ゼレンシキー大統領がウクライナの報道機関へのインタビュー時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「マリウポリの防衛者全員の殲滅についてだが、彼らが今行っていることは、あらゆるフォーマットの協議を最終的に終わらせる可能性があるものだ。私は、彼ら(ロシア側)が本当にそのように終わらせたいと話しているなら、それは彼ら(ロシア側)の大きな過ちだと思っている」と発言した。

また、同氏は、ウクライナ政権は領土と人を交渉の対象にはしないが、協議は、国を守り、戦争を終わらせるために必要だと発言した。

さらに、同氏は、ウクライナが強くなればなるほど、協議結果はより良くなると述べつつ、(キーウ州)ボロジャンカのような事例が増えれば(編集注:民間人犠牲者が増えれば)、協議のチャンスは小さくなるとも発言した。

ゼレンシキー氏は、「私たちは、ブチャ、ボロジャンカなど(の経験)をすでに有している。私たちはマリウポリは見ていないが、そこはボロジャンカの10倍かもしれない」と発言した。

写真:大統領府