キーウをめぐる戦いに勝ったとはまだ言えない=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は、ロシアによる対ウクライナ侵略戦争につき、ウクライナがキーウ(キエフ)をめぐる戦いに勝ったと話すのはまだ時期尚早だとの見方を示した。

ゼレンシキー大統領が米CBS局へのインタビュー時に発言した

記者から、キーウをめぐる戦いに勝ったと思うかとの質問に対して、ゼレンシキー氏は、「私は、そう思っているが、しかし、それは最終的な勝利ではない。私は、それが最終的なものとの確信はない。私は、私たちがキーウをめぐる戦いに勝ったと言うことができないことは確信している」と発言した。

同氏はまた、キーウをめぐる勝利について話せるようになるのは、「この戦争において勝利した時、私たちの領土を解放した時だ」と指摘し、「なぜなら、ブチャは拡大キーウの一部であり、キーウ州だからだ。ブチャ、イルピン、ホストメリで、人々が完全にやられていたら、私たちはこの戦いを勝ったと言えるのだろうか。私には確信がない。私たちは、維持し、自分のものを明け渡さなかった。それは確実に言える。しかし、勝利したかどうかについては、私は、今のところまだ言う準備がない」と発言した。

写真:大統領府